不調和が調和へ向かう時に起こる一時的な反応を好転(瞑眩)反応といいます。
東洋医学においては、
好転反応無くして改善なしと言われています。
また、昔から中国では、
「瞑眩(めんげん)せねば、その病癒えず」
とも表現されます。
好転反応は、どうして起きるのでしょう?
- 傷ついた細胞が新しく生まれ変わる時
- 体内の有害物質が排出される時
- 血液やリンパの流れが活発になる時
- 歪んでいた骨の関節が正常に戻ろうとする時
このような時に症状が現れます。
では、症状の症例をご紹介します。
好転反応の代表的な症状例
- 軟便や下痢、便秘
- 古傷の痛み
- 頭痛や腰の痛み、関節の痛み
- 倦怠感
- 熱っぽさ、微熱、寒気
- 眠気
- 吐き気
- 集中力の低下
好転反応の個人差については、
遺伝的要素、
生活環境
(食生活、精神的条件、建物条件、騒音、公害影響、その他)
などの条件によって千差万別であるため、現れ方も異なります。
過去の病歴や現在の状態(合併症等)など複雑な条件・変化などより、軽重は様々です。
好転反応が現れた場合は、
不安や心配にとらわれず、
よくなる状況=好転するイメージをして、
心を平穏に保つことがとても重要です。
歪みが生じていたものが
元に戻ろうとしているので
なるべく鎮痛剤などは使用せず
身体を安静にして過ごしてください。
戻ろうとする自己治癒力を信じて、活かしてください。